English


グリーンキーパー

2011/01/12

冬場のグリーン

No.2の池の表面に薄く氷が張り始め、霜もかなり強く降りるようになってきました。

course201101-05.jpgそのためグリーンは、土の中が凍っては溶けの繰り返しで、自然エアレーション状態(土中に空気が入り、ほぐれて軟らかい状態)。コンパクションも落ちてきてスパイクマークも付きやすく、グリーンモア(以前紹介したディンプル無しローラー)で転圧する毎日。


冬場のグリーンは、あまり手をかけないイメージがあると思うんですが、病気が出ない(出にくい)事以外は気を使います。1年は春夏秋冬の移り変わりですが、私の中ではベント芝は、春夏秋夏の管理だと思ってます。


特に今の時期の水管理は、夏と同様に気を使います。
夏の散水は「ベント芝を枯らさないように」が第1の目的ですが、冬の散水は「ベント芝に夏のための貯蔵養分を溜め込ませる」というのが第1の目的です。

course201101-04.jpg貯蔵養分とは、ベント芝は夏に暑すぎて光合成できないので、その時期を乗り越えるための貯蓄エネルギーです。そのエネルギーを晩秋から冬の間に溜め込みます。
そのときに必要なものが、養分と水分なのです。養分は水分が無いと根から吸収されません。

冬は生育をあまりしないため、土壌水分と一緒に養分を吸い上げても消費しないので、それが貯蔵養分となるのです。
ベント芝の自生している場所は、冬期間湿潤な地域ですから。


 熊が冬眠前の秋に食いだめするのと理論は同じですかね(時期はズレますが)。

散水の水もコンパクションを落とす要因ですが、ご理解ください。