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グリーンキーパー

2011/04/04

フェアウェーの更新作業

まだまだ寒い日が続き、白モクレンの花も例年より満開が遅れています。

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私が嵐山CCに来て今年で3回目の春を迎えますが、フェアウェーの更新作業についての考え方を述べたいと思います。
作業を行うという事は、当然労力と経費がかかります。ですから更新作業は芝生に対して、必要だと思えば行い、不必要だと思えばわざわざ行いません。

フェアウェーのサッチング(地際に集積した古い葉を取り除く作業)及びバーチカル(地下茎を切断し芝を若がえさせる作業)は、ルートマット(コンパクションに影響ある根の層)・サッチ(地際に集積した古い葉)の量の調整がうまくできたので、例年どおり行いません。

休眠した高麗芝の葉は、2月20日過ぎくらいから少しずつ抜けはじめる(私自身の感覚です)ので、フェアウェーをバケット(刈カスを集めるボックス)を装着し週1回のペースで刈り込みます。
その作業のみで、嵐山CCのフェアウェーのサッチコントロールは十分できます。

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サッチが集積するのは余分な肥料を与えすぎで、人間に例えると食べすぎによる肥満と一緒と考えます。だから、芝に肥料を与えすぎると病気(ラージパッチ)が出やすいのです。人間の場合成人病とでも言いましょうか。

またバーチカルは、作業を行った場合とそうでない場合で変化が感じられないどころか、逆に作業によって・ラージパッチが出やすくなる・ティフトンがあった場合増殖させてしまう等弊害のほうが気になるため、私自身行わないのです。バーチカルは、日本芝には合わない作業だと思っています。(芝に関する色々な作業は欧米から入ってきているので、芝種によって不要なものもあるのでは...)

フェアウェーのフォーキング(棒状の鉄を土壌に差込んで固結を取り除く作業)は、部分的(土壌が固結しやすい場所-例えばカートの出入口)に行っていきます。
土壌の固結してる場所は、・根が入りにくい・芝の場合下が固ければ葉が擦り切れる等作物が生育しにくい環境なので、フォーキングで土壌をほぐす事は重要と考えています。

フェアウェーの目砂についても部分的(不陸の目立つ場所)に行っていきます。
ただし行うのは、芝が生育してから(5~6月)ですけど。