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グリーンキーパー

2011/06/21

扇風機(通風)

風通しが悪いとか、日が当たらないとかで悪くなったグリーンがあるという話をよく聞くと思いますが、今回は風通しの話をしたいと思います。

風通しを良くするために、グリーンの周囲の樹木を伐採したりファンを取り付けたりしていますが、なぜ風通しを良くする必要があるのでしょうか?
答えは、涼しくするためではなく、葉を早く乾かして健全に生育させるためです。


course201106-07.jpg植物の葉には気孔があり通気(酸素・二酸化炭素の出し入れ)をします。葉が乾かないと気孔が開きにくいのです。
また葉が乾けば、病気の発生も抑えられます。

よく身の周りの自然がお手本だと言っていますが、風通しの大切さは稲作がお手本です。
稲はいもち病という病気が発生しますが、この病気の発生場所はほとんどが田んぼの中央部からです。周りの部分からは出にくいのです。
なぜかというと、中央部は通気が悪く蒸れやすく、周りの部分は風によって葉が乾きやすいからです。


course201106-05.jpgベント芝も同じで、朝露で濡れている葉をいかに早く乾かすかだと思います。特に梅雨の間は、湿度が高く水分がなかなか蒸発しないため乾きにくく、これに高温が加われば病気の発生が助長されます。
ですから、嵐山CCでは、グリーン扇風機が9台設置されていますが、使用するのは梅雨の間の高温期のみで、それも朝だけです。夏場は使用しません。

夏場はなぜ使用しないのか?という疑問は......to be continued